「おしゃれをしたい」「心機一転、気持ちを上げたい」など、誰でも髪色を変えたいという願望はあるものです。ですが、看護師の場合は、仕事のやりやすさを考えて髪色を考えると、誤解を招いたり、不要なストレスを抱え込まずに済みます。まず考えたいポイントが、患者との関係です。特に年齢が高い患者は、髪色が明るすぎると心証を悪くしてしまう方もいて、コミュニケーションに影響する場合もあるため、患者の気持ちを考えて、万人に受け入れられることを意識するとよいでしょう。また、職場の規定や経営者の考え方で髪色を考えることも大切です。
さらに、職場の雰囲気で髪色を考えることも必要です。就業規則では、髪色について栗色や明るすぎないなど、あいまいな記載が比較的多いため、自分の都合の良いように考えてしまいがちです。特に新人看護師や新しい職場で仕事を始めたばかりの看護師は、周囲を良く見て、自分の立場ではどんな髪色がふさわしいかを考えて染髪するとよいでしょう。
では実際に、どれくらいの髪色を基準として考えると良いのでしょうか。髪色のレベルは4から14までの数字で表すことができ、暗い色は数字が小さく、明るい色は数字が大きくなります。看護師の場合は「6」程度とされることが多く、これは中高生の自然な髪色と同程度です。ただし、介護の現場などではこれよりも明るい髪色が許可されているところもあり、診療科や経験年数などで異なる場合があります。【参考サイト:おしゃれナースの髪色事情】